『見えない違い』
原案:ジュリー・ダシェ 作画:マドモワゼル・カロリーヌ 翻訳:原正人
フランスのアスペルガー当事者ジュリーさんの体験を元にした漫画本です。フランス漫画なんで、日本漫画との違いが面白いです。アーティスティック!だからこそ頭より心に響く感じ!
内容は一言でいうと『ポジティブ★アスペルガー!』診断される前は、周りに合わせられない自分への葛藤があります。フランスも日本に負けないくらい、周りの同調圧力が強いのかな?職場の皆がお洒落だったり、ホームパーティー文化があったりと、ASD的になかなか大変そうです;でも診断後は「もう自分に無理させない!」と、自分に合わないものを徹底的に振り分けて行きます。おそらく元々とても決断力のある方なので、全てのアスペルガーが彼女のように割り切れるかというと、それはなかなか厳しいかもしれませんが、アスペルガーの人が豊かに生きるためのヒントが、この本にはいっぱい詰まっていると思います。ていうか、みんなこれくらいふっ切れていいと思うの。
個人的に一番同意したのは、前書きのジュリーさんの言葉「あなたたちは逆に人の模範となることができるのです。」本当コレ!ASDタイプの人に是非読んで欲しい一冊です。
『ADHDの人のためのアンガーマネジメント』
えじそんくらぶ 高山恵子著
日本のADHDピアサポーターの走りでもある高山恵子先生の本です。怒りを爆発させないためのメソッドが、図解入りで分かりやすく解説されてます。これを読めば、自身の怒りを結構冷静に見つめられるような気がします。